研究室ってどんなところ?研究室におけるゼミ活動や旅行、飲み会など研究以外の部分について公開します。

大学 3 回生の今(冬)もうすぐ研究室配属が決まるという人も多いのではないでしょうか?

多くの人にとって初めての経験である研究室での生活。楽しみなことや不安なことがたくさんあると思います。

この記事では、研究室配属前の学生を対象に、研究室ってどんなところ?研究以外の研究室での生活ってどんなの?というところを明らかにしていきたいと思います。

初めに断っておきますが、研究室によってスタイルはたくさんあります。

私が知っていることについてのみ記載していますので、ここに記載されている以外の活動や行事が開催されることもありますので、ご承知ください。

  • 研究報告会
  • 雑誌会
  • 本読み
  • 花見
  • 研究室旅行
  • その他交流行事

研究報告会

読んで字のごとく、研究の進捗について報告する会になります。

頻度は研究室や大学によりまちまちで、毎週あるところもあれば、半年に一回というところもあるようです。

大学によっては、研究室内だけでなく、専攻内で年に一回ということもあるみたいです。(研究報告というより中間審査などそういう機会かもしれません。)

私の研究室では、週に一回のグループミーティング(資料はなしでも構わない)と全体での報告会(発表スライドを準備)が月に一回あります。

研究室全体で行われる報告会の流れとしては、研究背景やなぜその研究をやるかを述べた後に、文献調査、研究結果、今後の予定をスライドにまとめて発表をします。

発表後には、先生やラボメイトからのアドバイスをもらったり、指摘を受けたりします。

それらのアドバイスを次回のスライド作成や実験に活かします。

以前は、発表スライドだけでなく、ワードでの説明資料の作成も毎月行っていましたが、資料の準備にかかる時間削減のため、なくなりました。

ただ、配属直後の 4 回生のときに文章作成を毎月やっていたおかげで、文章力はかなり向上したと思っています。

それに、毎月の文章が卒業論文に使えたり、良いところもあったので現在は準備の必要はないですが、博士論文を書く上で楽になるかもしれませんので、時々は書いておこうと思います。

雑誌会

研究室によって、抄録会や論文紹介、ジャーナルクラブなど呼び方が異なるかもしれませんが、雑誌会とは最近投稿された論文を精読したうえで、研究内容や背景を勉強し、何が面白いのか(自分なりに)、どういう結果でその解釈は正しいのかなどをラボメンバーに紹介するものです。

資料・発表準備にかかる時間は異なりますが、月に一回や半期に一回の頻度で行われるところが多いと思います。

私の研究室では、半期に一回あります。1 つの文献を紹介するためには、その研究分野の周辺知識や測定方法・結果についての知識が必要なので、プラスで数十の文献を読むことになります。

いくつか文献を読んでいると分かることですが、関連した研究論文のイントロは大体似てきますので、読むスピードは上がってくると思います。

また、私の研究室では普段のゼミは日本語なので、私は英語で研究討論をする機会を設けるために、修士 2 回のころより英語での発表と質疑応答に挑戦しています。

質疑応答は途中から日本語になったりしますが、、、。練習あるのみです。

研究室内なので、いくら恥をかいても構わないと思って、取り組んでいます。

本読み

輪読会とかの言い方も聞いたことがあります。

一冊の本を選び、ページごとに区切って担当学生を配置します。

担当学生は指定日までに当該範囲を勉強してきて、スライドにまとめてその本の内容について発表します。

私の研究室では、私の大学で授業がない電気化学や高分子化学などを中心に行うことが多いですが、時々超分子化学やバイオセンサーなどの分野のこともありました。

聞いたことのある話では、「大学院有機化学」や「ウォーレン有機化学」などに固定して毎年勉強会をしている研究室もあるようです。

私の研究室では普段扱うことのない分野の本を選ぶことが多いので、その分具体的にイメージするのが難しく、身についた感覚が全くないことが多いです。

私自身、毎年この本読みの効果を高められるように考えています。

以上が研究室におけるゼミ活動となります。

以降では、ゼミ活動以外の研究室の行事をご紹介します。ただし、私の研究室や私の周りの研究室の例なので、他にもたくさんの活動があると思います。

花見

私の大学では、4 回生が配属されてすぐに近くの公園で研究室ごとにお花見と称して、近くの弁当を買ってきて、ブルーシートを敷いてみんなでワイワイしながら食べたり、お酒を飲んだりする行事があります。

配属された 4 回生にとっては初めて先生方や先輩とゆっくりと話す機会になります。

話し始めるきっかけとして、先輩にとっても 4 回生にとってもいい機会になっています。

研究室旅行

その名前の通り、研究室のメンバーで旅行に行くことを指します。

私の場合は 4 回生のときに高千穂峡に行くことを計画していましたが、コロナの影響で中止に、それ以降は一度も実現できていません。

今年はようやくスキーに行けることになりました。

また、年によってはサイクリングや登山など様々なアクティビティをみんなで行い、楽しむ行事です。

その他交流行事

これも色んな組織で行われていることなので、特筆すべきことはありませんが、研究室においても様々なタイミングで飲み会やお疲れ様会などがあります。

忘年会や新年会、前期お疲れ様会(院試壮行会)、院試お疲れ様会、年度末追いコンなどいろんなタイミングで教員もすべて含めたイベントがあります。

時々先生がケーキやパンを買ってきてくれて開催されることもあれば、お菓子や飲み物を買ってきて開催することもあります。

コロナ中に配属された私はそこまで多くの行事を体験できていないので、他にもたくさん行事があったと思います。

最後に

研究室って研究する以外にどんなことをしているのか、というところは実際に配属されるまでわからないことだらけだと思います。

そこで配属前の学生が少しでもイメージしやすいようにゼミ活動や様々な行事について私の研究室を例に挙げて説明してみました。

今後他の研究室の学生と交流していく中で、新たな発見がありましたら随時更新していきます。

研究室によってもスタイルはまちまちなので、あくまで参考程度にお読みいただければいいかなと思います。

読者の方が少しでも研究室のイメージを持つことができたなら嬉しく思います。

ご意見・ご指摘・質問・相談などある方はご気軽にコメントください。

では、また。obrigado.

コメント

タイトルとURLをコピーしました